防府商工会議所・防府市中小企業サポートセンターでは、創業塾や創業・事業承継個別相談会等の各種支援メニューを用意しております。

 

4月13日、「創業と継業セミナー」を開催しました。

 

〇創業のメリット、デメリット

・メリット＝「自由」であること

・デメリット＝「不安定」であること

 

 

〇創業に向けて必要なこと

・高い志と使命感といった覚悟が必要である。創業の動機が好奇心や関心に基づくものであれば、維持できる。

・経営知識を培う、業界経験を積む、自己資金を貯めること。（人・物・金が不足する場合が多い）

・業界経験に勝るものなし

・開業資金の3割は自己資金の準備が必要。

・計画段階で問題があれば、あらかじめその課題を除去できる。不安の種は計画で取り除けるよう、しっかりと
　練る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

〇会社員との違い（個人事業主の場合）

・会社員は固定給が多い、事業主の収入は上限も下限もないといえる。

・会社員では自分の仕事の範囲が責任の範囲、事業主は従業員の責任も負うことになる。

・業務内容・仕事上の仲間・勤務時間は選ぶことができない、事業主は自分で選び、決めることができる。　

・会社員より確定申告の手間が掛り、納める税金の種類は増える。

・公的な保障が会社員より少ない。

 

 

〇創業前後の実際

・創業を考えてからそれなりの年数を経て、ようやく独立できる場合もある。

・創業手続きは簡便（但し、個人事業主の場合）でも、許認可の是非について調べる必要がある。

・税金・社会保険への理解は必須である。

・創業者の約7割が起業したことに満足している。

 

 

〇継業という選択

・継業（事業承継）をして創業することができる。

　・継業のメリット

→顧客、仕入先、店舗等の経営資源を引き継ぐため、創業時のリスクを低く抑える事ができる。

また、知名度やノウハウなど目にみえない資源も引き継ぐことが可能。

　・継業のデメリット

→ゼロからの起業と比較すると、経営の自由度は低くなる。

 

以上、今回の内容は創業に向けて必要なこと（覚悟・準備）に主眼をおきました。

 

当センターでは引き続き事業の役に立つセミナーを開催していきますのでご期待ください。