【やってみよう!やさしい事業の経営分析セミナー感想】
売上を上げたら、利益をどのように確保して行くのか?税理士の住江忠彦先生を講師にお招きし、経営分析セミナーを開催しました。
以下、簡単ではございますが、皆様方にセミナー要旨を報告します。
●「試算表」と「月次決算」
「試算表」について~「試算表」では棚卸商品や減価償却費の計算がなされないので、月々の利益計算は正確
ではない。「決算整理事項」を反映する「月次決算」を取り入れた方が良い。
ただ、「試算表」は経営状態や財務状況をタイムリー確認できるので、経営改善や銀行融資申込に役立つ。
●「経営指標」
政策公庫やTKCから業種別の諸利益率を記したものが出ており、同業種事業所の利益等を把握するのに
役立つ。
●売上、利益について
売上高は諸費用と利益で構成されている。特に諸費用を変動費と固定費に分けて分析することが利益把握において重要。売上から変動費を控除したものを限界利益というが、更に売上高に占める限界利益の割合を限界利益率という。
売上高―変動費=限界利益 限界利益/売上高 =限界利益率
限界利益率の低い商品ばかりが売れると問題を発生し易い、この比率を注視し分析することが業績管理の一つとなる。又、適正な経常利益を確保するには、固定費の増加を限界利益の増加で吸収することがポイントになる。
●損益分岐点
費用を変動費と固定費に分けて求めることが出来、利益がゼロ(売上高=総費用)となる売上規模を意味する。売上高に対する損益分岐点売上高を損益分岐点比率と言い、低ければ低いほど売上減少に耐える力が強く、経営安全度が高いと判断できる。
そして、変動費の減少、固定費の減少についてサンプル事例で計算事例を解説された。
●まとめ
収益構造に問題がある場合~補助科目による管理をする、店舗ごとに収支を分析する、部門ごとに収支を分析してみる~各財務指標を日常から管理しておき、必要な時に取り出して原因追求できるようにしておくことが大事である。
ご参加された皆様方は、メモを取る等熱心に受講されていました。
住江先生にはセミナー終了後、質問にもご対応いただくなど厚くご指導賜り、どうも有難うございました。
防府市中小企業サポートセンターコネクト22では、今後とも事業者の皆様方のお役に立つセミナーを、企画して参りますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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