低コストで効果的に人材の採用を行いたいとお考えの事業者の方に向けて、SNSを活用した採用方法を学ぶセミナーを開催しました。

 

新卒の採用対象はZ世代が圧倒的に多く、SNS利用率は9.5割以上というデータがあります。

Z世代とはデジタルネイティブとも言われる世代で、10代後半から20代後半の年齢層を指します。アンケート調査によると、働くうえで重視していることは「働き易さ」や「経済的な安定」、また「職場の良好な雰囲気」も意識しているようです。

 

また、「気軽に話しやすく丁寧に教えてくれる」上司を理想としているが、一方で仕事とプライベートは分けたいと考えている人もいるようです。

 

 

 

昨今では、採用活動にSNSを利用している企業が増加しています。そのメリットとしては

　①拡散力が高く、情報が広まりやすい
　②無料で利用できるツールが多く、コストを抑えられる
　③企業の魅力を発信しやすく、ブランディングに寄与する
　④コミュニケーションツールとしても活用できる

などが挙げられます。

 

SNSもホームページだけでなく、学生が知りたいと思っていること、

　●どんな社長なのか
　●どんな従業員がいるのか
　●どんな仕事内容なのか

など、学生が興味を持ちそうな情報をマーケティングツールにもなるInstagramで紹介するとより効果的です。

新卒（大学生や高校生）は主にホームページを活用し、中途採用やアルバイトは主にSNSを活用しますので、採用したいターゲットに応じてSNSを使い分けることも大切になってきます。

また、ホームページとSNSに他の情報発信サイトへのリンクを掲載することで、ターゲット層に幅広い情報を届け、興味を引くことができます。

 

特にInstagramでは公式LINEアカウントを活用することがポイントで、学生とのコミュニケーションを強化し採用活動を効果的に進めることが可能になります。

 

 

 

発信内容としては

　①社員の紹介
　②裏側の紹介（バックヤードや工場見学などが人気がある）
　③価値観の具体化（明確なビジョンや経営理念を示す）
　④クイズやアンケート
　⑤イベント情報の発信（合同企業説明会の案内や個別の質問や相談にも対応）

などが効果的です。

 

大切なことは、更新頻度を決め中長期的な視点で取り組むことです。方法は一つに絞らず、採用サイトや有料サイトなども組み合わせることで相互効果を高めていくことが期待できます。

 

防府市中小企業サポートセンターでは、これからも事業者の皆さんに役立つセミナーを企画して参りますので、ぜひご参加ください。