資金繰りを守る新制度 「新型コロナ特例リスケジュール」って何?
コネクト22・情報発信担当の岡村です。
総裁選、新型コロナウイルス、Go To トラベルキャンペーンなどが連日のニュースを賑わせています。
山口県も、
8月下旬から連日のように新型コロナウイルス感染者のニュースが報道されており、
まだまだ予断を許さない状況です。
新型コロナウイルス感染症が拡大した事で、
様々な給付金、補助金、助成金、協力金、貸付制度が発表されてきました。
コネクト22のブログでも、いくつか取り上げていますので、
ぜひご覧ください。
新型コロナウイルスの感染拡大による様々な影響で、
資金繰りに困っている事業者様に対して様々な支援策が打ち出されていますが、
今回は、「新型コロナ特例リスケジュール」についてご紹介していきます。
≪新型コロナ特例リスケジュール≫
中小企業庁
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/saisei/2020/200406saisei.html
※画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。
「リスケ」という言葉をビジネスシーンで耳にした事がある方もいらっしゃるかと思います。
この「リスケ」は「リスケジュール」の事で、 会議やミーティングのスケジュール再調整や、
商品のデザインや仕様などの変更時に使われる場合と、 債務返済の繰り延べや
返済条件の変更時に使われる場合があります。
ここで使われる「リスケジュール」は、後者を指します。
融資の実行時に決められた返済期限などの条件を、 資金繰りなどでお悩みの事業者様が、
銀行などの金融機関に見直してもらうことを意味しています。
資金確保の方法として、借入だけでなく、返済をストップさせることも重要ということですね。
「新型コロナ特例リスケジュール」は、 新たに新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者に対して、
中小企業再生支援協議会が窓口相談や金融機関との調整を含めた新型コロナウイルス感染症特例リスケジュール計画策定支援を行います。
中小企業再生支援協議会とは、
中小企業の事業再生に向けた取り組みを支援する”国の公的機関”として、
47都道府県に設置されている、地域における再生支援のプラットフォームです。
中小企業庁のサイトに、詳細と連絡先一覧が掲載されています。
↓
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/saisei/index.html
この仕組みを簡単に解説すると、
今までは事業者が個別に複数の借入先にリスケジュールの依頼を行ってきたものを、再生支援協議会が間に入り、
事業者に代わって借入先とまとめて交渉してくれるというものです。
リスケジュールが成立した後も、資金繰りや経営のサポートまで支援してくださいます。
具体的な流れは以下の通りです。
①一括して既存債務の元金返済猶予要請
資金繰りに悩む中小企業者に代わり、主要債権者の支援姿勢を確認の上で、
一括して1年間の元金返済猶予の要請を実施します。
②資金繰り計画策定における金融機関調整
中小企業者と主要債権者が作成する資金繰り計画の策定を支援します。
複数の既往債権者が存在する場合、新規融資を含めた金融機関調整を行った上で、
既往債権者の合意形成をサポートします。
③資金繰りの継続サポート
特例リスケジュール計画成立後も、毎月資金繰りを継続的にチェックし、適宜助言します。
(①~③における中小企業者の費用は原則不要です。)
こちらの制度ですが、
開業届提出済みの中小企業(個人事業者も含む)であれば、職種を問わずご相談いただけます。
詳細は、こちらにも記載されています。 ぜひ、ご覧ください。
こちらの記事を読んで、聞いてみたい事や気になる事がございましたら、
防府商工会議所や防府市中小企業サポートセンター(CONNECT22)までご相談下さい。
また、経営に関する相談を受け付けています。是非お気軽にお越しください!
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