感染症対策で需要が高まる「1人用」とは?
~日経MJ 8月28日号より抜粋~
コネクト22・情報発信担当の岡村です。
朝晩、グッと冷え込むようになりました。
商店街を行き交う人たちの服装も、夏服から秋服へ変わり、視覚からも秋の訪れを実感します。
先日、家族との会話の中でも、
「例年通りの年末年始は過ごせないかもしれないから、できることをしようと思う。」
と年末年始の話題が出てきました。
いよいよ、2020年も終わりを迎えようとしています。
年末年始といえば、
忘新年会、クリスマス、お正月とイベントごとが目白押しですが、
今年の年末年始は、
大人数で、大皿を取り囲んでワイワイとはいかないかもしれません。
そんな中、日経MJに「シェア」「大皿」に関する興味深い記事が掲載されていました。
日経MJ 8月28日号から記事をご紹介します。
新型コロナウイルスの影響で、飲食店の人気メニューが変わってきた。
ギョーザや焼き鳥など定番メニューの人気が低下。
感染への警戒感があるため、来店客が大皿料理を避けたいという傾向も出ている。
飲食店は客席同士の距離を取るだけでなく、 メニューや商品の提供の仕方まで対応が求められている。
飲食店評価サイトの点数よりも、
・料理が取り分けられているか
・席同士が離れているか
・鉄板や大皿で提供されるメニューかどうか
など、コロナ禍によって消費者の飲食店の選び方に変化が出てきており、
もつ煮、お好み焼き、ギョーザなど人とシェアすることが多いメニューが順位を落としている一方、
カレー、ラーメン、うどん、パスタなど
1人前で提供できるメニューは変わらない人気とのことです。
日本フードサービス協会などがまとめた
新型コロナ対策のガイドラインでは、大皿での提供は避けるなどの取り組みが示されており、
※画像をクリックすると、サイトへ移動します。
・大皿やカゴに盛って提供していたメニューをあらかじめ取り分け、
「新しい生活様式コース」として提供を始めたビアホール
・アルミ容器に入ったソースに揚げ物をつける方法から、
しょうゆ差しでソースをかけられるようにした串カツ屋
・ビュッフェをやめ、テーブルで注文するスタイルへ変更した食堂
・しゃぶしゃぶの鍋を2人の利用に限定した居酒屋
など、様々な事例が記事には書かれていました。
忘年会・新年会メニューの定番である鍋は、
コロナ禍では避けられる可能性が高くなっています。
そのため、新メニューの開発が課題となるお店も増えてくるかもしれません。
そのためか、
30のカウンター席を配置し、客席の前に1つずつ鍋が置かれた
ひとりしゃぶしゃぶの専門店の記事も掲載されていました。
1人分の鍋が手軽に作れると「1人鍋用調味料」が人気で、
キューブタイプやポーションタイプなど種類も様々です。
単独世帯が増えた事で、個食の需要も高まってきているとされています。
こうした時代の流れと、
「大皿」「取り分け」「シェア」が敬遠されているコロナ禍でのニーズにあっていた事例と紹介されていました。
先日、夕飯の献立に悩み、レシピサイトを頼ることにしたのですが、
以前と違い、
1人前や2人前のレシピが増えていることに気が付きました。
その中に、
「1人前のおせち料理」「1人前のちらし寿司」「1人前のクリスマスケーキ」なるレシピもあり、
外食だけでなく、家庭での「1人前」のニーズも増えてきているのだと、改めて知りました。
世の中の流れやニーズの移り変わりは早く、
今回のコロナ禍で痛いほど経験された方も少なくはないかもしれません。
そして、逆に、
「今まで通りの営業をしていたら気が付かなかったニーズやお客様の声を耳にすることができた」
そんなことを話して下さった飲食店経営者様もいらっしゃいました。
ふと気が付いたことが、大きなヒントやきっかけになるかもしれません。
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