ありそうでなかった、お茶のおいしさ伝えるパッケージ
~日経MJ 9月23日号より抜粋~
コネクト22・情報発信担当の岡村です。
「こんな商品があったら良いのに。」
そんな思いをかなえた商品が続々と発売されています。
例えば、ペットボトル入りコーヒー。
今では当たり前のようにコンビニやスーパーで見かけますが、
それまでは、缶タイプのものや、プラスチック容器のものしかありませんでした。
ベビースターラーメンをタブレット上に固めた「ベビースターラーメン丸」も、
個人的に「なるほど!」と思った商品のひとつです。
どうしてもボロボロとこぼれてしまうお菓子を、固めることで問題を解決しています。
こうした商品の開発のヒントとなりそうな記事が、
日経MJの9月23日号に掲載されていました。
何かに気付くきっかけになるかもしれません。
サントリー食品インターナショナルの「サントリー緑茶 伊右衛門」が好調だ。
4月に発売以来の大規模リニューアルを実施し、競合他社にない鮮やかなお茶の緑色をアピール。
差別化に成功し、
成熟した緑茶飲料市場で夏場の6-8月出荷数量が前年同月比5割増を記録した。
「緑」のイメージを聞かれた際、どんなことが浮かびますか?
抹茶、山、癒し、自然、リラックス、休息などが浮かんでくるかと思います。
コネクト22のイメージカラーも緑です。
色にはそれぞれ特徴があり、心理や行動に大きく影響を与えると言われています。
信号機の色で例えると、ピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。
赤色は、危険や禁止をイメージさせます。
黄色は、注意などを促します。
緑色は、安心・安全などを伝える役割をしています。
安心・リラックスなどの効果をもたらず緑色だったからこそ、
ラベルの面積を減らし、お茶の緑をより引き立たせることで、販売数量も伸びたと思われます。
これが紫色や赤色だったなら、違った結果になっていたかもしれません。
コンビニの棚から落ちる寸前だった商品が、
リニューアル後は、緑茶飲料で首位を守り続けている「お~いお茶」をしのぐ売上を記録しており、
コロナの逆風下でも好調を維持しているとの事です。
(引用:サントリー食品インターナショナルHP)
こうして画像で比較すると、色の違いがかなり明確です。
2019年までの伊右衛門は、やや茶色に近い色味ですが、
2020年から販売された伊右衛門は、鮮やかな緑です。
そして、その緑がはっきり分かるように、ラベルも小さくなっています。
今まで定着しているイメージをガラッと一新するのは、
どの業界においても、大きな決断を要するかと思います。
ただ、踏み切るのではなく、
踏み切るために必要な情報を収集されたと記載がありました。
先日、とあるバラエティ番組を見ていたのですが、
コンビニスイーツを有名パティシエが審査するという内容でした。
その中で、今年の5月にリニューアルされたシュークリームが登場するのですが、
「前回、一番自信があった商品だったにも関わらず不合格になってしまったので、
原料、作り方などイチから見直した。今までのレシピは破棄した。」
と責任者の方が語られていました。
見事、そのシュークリームは満場一致で合格となりました。
「不満はイノベーションの種」
という言葉もあるように、
ダメ出しから生まれたヒット商品などもあります。
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