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防府市中小企業サポートセンターCONNECT22(コネクト22)

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お知らせ

「全てはしくじりから始まった」講師が事業者に伝えたい事

~CONNECT22ミニセミナー  Withコロナ時代の事業転換・事業再構築応援セミナー まとめ~


コネクト22・情報発信担当の岡村です。

 

 

一昨年の年末頃からでしょうか。
「コネクト22でも、ミニセミナーができたらいいですね」
という話が出るようになりました。

 

昨年の1月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でセミナー自体の開催ができないままでしたが、今回、開催することができました。

 

2021年ミニセミナー記念すべき第1弾は、㈱ロール・代表取締役の大下氏を講師にお迎えし、定員10名で募集をしたのですが、当日予約もあり、13名お集まりいただきました。

 

対話形式でのセミナーだったためか、難しい話題も、まるで漫談を聞いているようで、大変聞きやすかったです。
参加された方たちからも、「行けてよかった」「難しい話題なのに聞きやすかった」との感想をいただきました。

 

私自身、動画や写真撮影をしながらの参加ではありましたが、いくつか印象に残るワードに思わずペンを取りながら聞き入ってしまいました。

 

その、印象に残ったワードの中から3つ、ご紹介していきます。

【当日の様子を外から撮影しました。寒い中、ご参加いただきありがとうございます】


「ない」には理由がある

 

 

「多角化を検討するときに、私のしくじりが皆さんのお役に立てたら良いなと思い、失敗談をまとめました。」

 

 

東京から山口へ戻られた大下先生が、「この事業は山口県では珍しい」と、ある事業に着手されたお話を基に、なぜしくじってしまったのかについて、笑いも交えてお話されました。

 

 

こんな話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

「自分の周りで、こんなサービスをやっているところがないから、やってみようと思っている。」
「都会では、こんなことが流行っているから、ここでやってみたら絶対に流行るはずだ。」

 

 

この二つの「ない」理由、皆さんは何だと思いますか?

 

理由として、以下の2点が挙げられていました。
☑革新的すぎる内容である
☑ニーズがない or ニーズがあっても、商売できるボリュームであるかどうか

 

 

まさに、「海のものとも山のものとも分からない」状態です。

 

 

その状態を少しでも把握するためには、市場調査が大切です。
市場調査の精度を高めようと思えば、時間とお金をかければいくらでもUPできますが、状況の変化により、高い精度のものを求めることが厳しくなってくる場合もあります。
ざっくりで良いので、アイデアをまとめ、「こんなものをやってみたいけど、市場はどうだろうか?」と相談をされる方がよいとアドバイスをいただきました。

 

そして、やってみたいサービスから、投資最適率、平均年商、総資本回転率などを算出し、いくら投資するのがいいのか、金額の目安が分かっていたほうがいいだろうとも言っておられました。

 

 

大下先生は、この時のしくじりに対し、「きちんと市場調査をし、数字が分かっていたら絶対に手を出さなかった」と話されていました。

 

 

第三者に話してみて、意見を聞くことも新事業展開には必要です。

 

 

 

『3・3・5+S』

 

 

とても覚えやすく、テストに出てきそうな単語に見えたため、強く印象に残りました。

 

 

こちらは、「業態展開の4原則」を表す単語で、大下先生の実体験と、様々な助言から導き出された原則です。
プロジェクターで写された資料を写真で撮影されていた方も多くいらっしゃいました。

 

♢成功確率3

♢黒字化まで3

♢黒字の期間5

♢生産性向上(seisansei)

 

ファーストリテイリングの柳井代表取締役会長兼社長の『一勝九敗』という書籍もありますが、中小・零細企業の場合、新事業の成功確率は、大体3割くらいであるだろうとのこと、そして、その新事業が黒字化するまでは早くて3年、何もせず放置しておいて黒字を維持できる期間が約5年ではないかと言っておられました。
そして、新事業を展開するには、本業の生産性向上もマストであるとのことです。

 

成功確率が3割、黒字化するまでに最低3年ということは、赤字の状態です。
その、赤字を補填するキャッシュ(お金)をどこから生み出すのか、それは、本業からしかありません。

 

大下先生のしくじり談からも、「キャッシュを稼ぐところがあったから、生きてこれた」という言葉がありましたが、本業でキャッシュを生み出さないと、新事業展開はできないと断言されていました。

 

新事業ばかりに目が向き、本業をおろそかにしてしまうことのデメリットについても話が出ましたが、新事業は、本業の生産性向上とセットで進めることが重要です。

 

 

 

隠れたニーズを掘り当てる

 

 

新事業展開のヒントを見つけるために、第2部では2名の参加者にご協力いただき、ロジカルシンキングを用いての実践を行いました。

 

この、ロジカルシンキングとは何か?といいますと、

一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。
三角ロジックは主張、客観的データ、論拠をセットにすることで、議論の方法として広く使われている。
(wikipediaより引用)

(引用元:GLOBIS 知見録 ロジカルシンキングとは?意味・構成要素や訓練方法を解説

 

 

上記の図式を見たことがある方も多いかと思います。

 

 

今回のセミナーの進行役である防府商工会議所の方と以前お話をしていた際に、このロジカルシンキングについて解説していただいたことがあるのですが、ビジネスシーン以外でも役立つものだと感じました。

 

 

この、ロジカルシンキングを用いることで、
顧客を明確に絞る ⇨ 利益(ベネフィット)が明確化 ⇨ 求める商品・サービスが見える
ようになります。

 

 

ご協力いただいたお二方とも、限られた時間の中でしたが、新たな発見に結びつきました。


セミナー終了後も、大下先生と個別で話をされる方が多く、「時間がないので帰ります!」と名残惜しそうに帰られた方もいらっしゃいました。

 

大下先生は数字や統計に強い方だとお聞きしていたため、数字をメインとした固いセミナーになるのかと勝手な想像をしていたのですが、事業に対する愛情や、事業者の方への想いが伝わる、愛のあるセミナーでした。

 

対話形式で、疑問に感じたことを補足で解説いただけたことも、聞きやすかったです。

 

大下先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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