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防府市中小企業サポートセンターCONNECT22(コネクト22)

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「≪令和3年度版 補助金活用セミナー≫ 補助金を有効活用して安定的に事業展開する方法」セミナー感想

コネクト22・センター長の武波です。

 

2月22日に開催したミニセミナー、
「≪令和3年度版 補助金活用セミナー≫ 補助金を有効活用して安定的に事業展開する方法」
についてまとめましたので、ぜひ、ご覧ください。


新型コロナウイルス感染症の影響拡大を受けて、
令和3年度の国の補助金もこれから公募が始まります。
そこで、当センターで事業性補助金全般に精通しておられます
中小企業診断士の溝田修司先生を講師にお招きし、
補助金活用セミナーを開催しました。  
私自身補助金申請のお手伝いをさせていただいていますので
興味深く拝聴しました。

 

Ⅰ.令和3年度活用できる補助金について

目玉は約1兆1千億の予算が付けられている通称「事業再構築補助金」で、
受講していただいた全員の方が、申請を検討しておられるとのことでしたが、
まずは今までにもあった3大補助金について説明がありました。

 

・「ものづくり補助金」
・「小規模事業者持続化補助金」
・「IT導入補助金」

 

この3大補助金とも、令和2年度は感染症に対応するための事業を行う「コロナ版」という
特別枠がありましたが、
令和3年度は、この特別枠が「低感染リスク型ビジネス枠」と名称が変更となり導入されます。

 

これは非対面、リモート等を利用したビジネスモデル枠で、
検討している事業計画内容がこれらに当てはまるようであれば、
加点項目(従業員の時給や付加価値の増)と併せて是非取込むことが、
採択アップのコツであるとのこと。
各公募要領は熟読し、
加点審査項目に着目し事業計画で触れることが出来るのか出来ないのか、
一つ一つ潰して行くことが大切で、
不採択になる人はここを軽視している傾向があるそうです。
いずれも公募締切日は年度内に複数日設定されており、
併願は可能ではありますが、採択は1年度内に1回のみとなっています。

 

上記各補助金の特徴は以下の通りです。

 

・「ものづくり補助金」
補助対象経費は基本的に設備とシステムだが、細かく見ると後で説明する
「事業再構築補助金」では認められない原材料費等が入っており、
意外に自由度の高い補助金と言える。
どうしても、新しく出てきた補助金で、補助額も大きいことから、
再構築補助金に目が行くが、
必要であれば申請する価値のある補助金である。

 

・「小規模事業者持続化補助金」
補助額が小さいので使い勝手が良く、
申請書類作成に苦労することは少ない。

 

・「IT導入補助金」
導入したいITツールを登録している
「ITベンダー」から直接購入するのではなく、
「IT導入支援事業者」から購入するのがコツ。
この流れで進めていくと、
申請手続きはIT導入支援事業者が主導してやってくれる。

 

次に今年度の目玉、「事業再構築補助金」は今日現在、
公募要領、事業再構築指針が発表されておらず、詳しいことはわからないのですが、
ポイントはコロナ以前との売上高比較し減少していることや
事業再構築指針に沿った新分野展開、業態転換等行うということにあります。

 

申請は、商工会議所や金融機関、税理士など、
認定されている経営革新等支援機関と進めていく必要があります。
融資が伴う資金計画の場合、金融機関は積極的に協力していただける可能性が高いので、
申請前に相談することがポイントです。

 

説明した加点措置に着目することは重要で、当地は緊急事態宣言地ではないですが、
万一宣言地の事業所と所定の取引がある等、何らかの形で当てはまれば、交付条件は良くなり、
採択の可能性も大きくなるので、やはり加点措置を一つ一つ潰して行くことが大切となります。

 

予算額から、公募締切日は複数日設定されると思いますが、
昨年度の補助金採択率は受付回数を重ねるごとに低下していく傾向にあることから、
申請を希望するのであれば早い回での申請がおすすめです。

 

 

Ⅱ.補助金申請のコツ

補助金は、現在の姿と将来の姿のギャップ(=課題)の解決を図るもので、
事業計画達成(夢の実現)に向けて、出来るだけリスクを少なくするツールです。
そのため、申請書を書く前に自社の事業計画を作成する必要があります。

 

まずは、公募要領や指針を読み込み、
①指針に沿って何が求められているのか
②具体的にどうやって実現するのか
について、一貫性あるストーリーを持って計画を構築することがポイントとなります。

 

よくある失敗例は、
希望する導入設備やシステムの機能説明や必要性、その効用を実に立派に謳いながら、
それによって産み出された商品を
「いったいどこでどうやって売るか」ということになると、
現実性や具体性が見えなくなり、残念な申請書となっているものです。

 

実際に売って自社の付加価値を上げることが目的なので、
事前に販路等に関しても準備・検討して、具体性をもって計画に記述することが重要となります。
業務日誌等で振り返り過去に取引先から依頼のあった販路を再確認してみることも効果、効率的です。

 

読み手に優しく、分かり易いことも重要なポイントなので、
図やグラフを活用することで簡単・明瞭・直ぐに理解できるものとなります。
精巧なものは全く必要なく、入門程度の簡単な図やグラフで大丈夫です。

 

 

Ⅲ.今からできる事前準備

大半の補助金が、紙の申請書を提出するのではなく、電子申請となることから、
申請のために「GビスIDの取得」が条件となっています。
これから申請の混み合いも予想され3週間程度時間を要すると思いますので、
公募開始前のいまから準備しておくとよいです。

 

その他のポイントは作成した申請書に
1.具体性や説得力はあるか
2.審査基準に合っているか
3.エビデンス(証明できる根拠)はあるか

この3つの他に、設備導入であれば、事前に見積書を入手しておくことも重要です。

 

 

 

流石補助金申請指導のエキスパート溝田修司先生のセミナーで、
実践的で説得力があり、平素申請のお手伝いをしている私も、
補助金に取組む姿勢に活が入りそうで気持ちを一新出来ました。

 

このセミナーが参加された皆様に、
この感想が読んでいただいた皆様のご参考になれば幸いです。

 

 

溝田先生
どうも有難うございました。

 

 

 

 

 

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