【安定経営のための資金繰り基礎知識セミナー】開催報告
原油価格および物価の高騰等により経営環境が厳しい中、事業者は売上を伸ばし、キャッシュを確保する必要があります。
そして、適正な資金繰り表を活用しキャッシュ管理することが、経営を安定させることに繋がります。
そこで、「安定経営のための資金繰りの基礎知識」セミナーを企画しました。
以下講師の中小企業診断士片山民夫先生から講演のあった要旨です。
●現金を持ちすぎるのは良くない。経理担当者は安心したいがため、会社の資金枯渇を恐れ、現金を多く
持ちたがる傾向にあるが、これは現金を寝かし、資金運用機会を逸していると言える。
●資金繰り表は誰が作るのか?経営者自身が作ることが望ましい。何故なら資金ショートが起こり一番
困るのは経営者自身だから。現実的には経理担当者が作るケースも多いが、経営者は資金繰りを常に
念頭に置いておく必要がある。
●資金繰り表は月単位で現金収入総額である「収入」と現金支出総額である「支出」を記し月末及び月初の
現金残高を把握する、これが原型。この資金繰り表の原型と仕組みを良く理解することが大事。
●「収入」「支出」の合計値を見ても数値しかわからない。資金ショートを防ぐ問題点を明確にするため、
「収入」を現金、売掛金、受取手形期日入金に分け、「支出」も現金、買掛金、支払手形決済に分け、
借入金調達返済、手形割引、定期預金繰入取崩等財務収支の欄も新たに設ける。更に最近多いクレジット
は縦軸に決済会社、横軸に月をとった表を作成し「補助簿」として活用する。これらにより事前に
問題点を把握でき、資金ショートを防げる。
●資金繰り表には「実績」と「予定」があり、実績欄を見ながら予定欄を検討するが、自社の「経営計画書」
と予定数値を合わせることがポイント。
資金繰り表は単純なものと思いがちですが、作成すること、そして何よりも実戦で活用することが重要であるとあらためて認識しました。
セミナーを企画、講演していただきました片山先生どうも有り難うございました。
当センターでは引き続き事業の役に立つセミナーを開催して参りますので、ご期待下さい。
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