INTERVIEW

企業インタビュー

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お肉を送る文化を防府の誇りに。ギンチク牧場が紡ぐ、市外からも羨まれる専門店の志。

ギンチク牧場株式会社

ギンチク牧場(公式サイト | Instagram)

「お母さんのお祝いに、予算に合わせていい感じで見繕ってほしい」

そんな地元の人のわがままなオーダーに、笑顔で、しかもその場ですぐに応えてくれる食肉専門店が防府にあります。

防府市高井に本社直売所を構えるギンチク牧場株式会社。1973年の創業から50年以上にわたり、防府の食卓を支え続けてきたお肉の専門店です。美祢市秋吉台に直営牧場で育てる一貫生産体制を持ち、他にはない圧倒的な鮮度のお肉を届けています。今回は、防府の街へ新たな食文化を仕掛ける同店のこだわりと、Instagramをハブにした地域との温かいつながりについてお話を伺いました。

防府市高井にあるギンチク牧場 肉の直売店の外観
新鮮なお肉がずらりと美しく並ぶ広々とした直売所のショーケース

「朝お肉にして、すぐ店に並ぶ」一般的な流通を覆す脅威の鮮度

――ギンチク牧場さんのお肉がとにかく新鮮で美味しいと評判なのは何故ですか?

一般的な量販店だと、お肉が店頭に並ぶまでに卸売市場や配送センターなどいくつもの場所を経由するため、どうしても1週間、2週間とタイムラグが発生します。しかし私たちは、牧場で毎日命と誠実に向き合い、熟練の職人の手で丁寧に丸ごと捌き切り、そのまま直売所に出す。牧場、加工場、そして直売店がすべて直結しているからこそできる、量販店ではまず真似できない圧倒的なスピード感です。

美祢市秋吉台の直営牧場で元気に育ち、エサをモグモグ食べる牛たち

特にミンチや内臓類、切り落としスライス肉などは鮮度の違いが一発で分かります。パックを開けたときのツヤ、火を通したときのふっくらとしたジューシーさは, 私たちだからこそお届けできる究極の贅沢です。

手書きPOPが目を引く、直売店の新鮮なパック精肉

カタログ注文とは違う。今すぐ持って行けるその場仕立てのオーダーメイドギフト

―― ギフトや手土産の対応も、防府の皆さんの間でどんな相談でもその場でおまかせで作ってくれると大好評ですね。

お客様から「今から行くからお祝い用に良い感じに包んで!」と言われたら、ご予算や目的に合わせて、その場で1から組み立ててオリジナルギフトをお作りします。

一般的なスーパーや量販店でお肉のギフトを頼もうとすると、カタログから選んで後日配送になったり、数日後にまた店に受け取りに行ったりするのが基本です。中身もあらかじめ固定されているため、「一切れを小さめにして」といった個別の要望には対応できませんし、何より「今からお祝いに持っていきたい!」という急な注文には間に合いません。

端も、私たちはその場で、すぐに、あなたのためだけの特別なギフトをお作りして、その場でお渡しします。

店頭でお客様に「贈るお相手はどんな方ですか?」「ご年配ですか?」「育ち盛りのお子さんがいらっしゃいますか?」と少しだけお話を伺い、あらゆる部位の中から職人がプロの目利きで選び抜きます。毎日1頭を丸ごと自社で捌いているからこそできることです。

大きな国産牛肩ロースを抱えて笑顔を見せる次男の松林貞雄常務
美しいササが入った秋吉台高原牛のローストビーフ肉塊とどんぶり

「ご高齢だから、特に柔らかく赤身の旨みが強い部位を綺麗に並べよう」「若いご家族への手土産なら、ガッツリ食べられるボリューム重視 of 焼肉用にしよう」と、ご予算に応じて、その日のお客様のためだけのオリジナルを作ることができます。待たせることなく、最高の鮮度のまま今すぐ持って行ける。これは専門店である私たちだからこそできることだと自負しています。私たちがここにこだわるのは、お肉をプレゼントする文化を作りたいという想いがあるからです。ただパッケージされたモノを贈るのではなく、相手の喜ぶ顔を想像しながら仕立てた上質なお肉を贈り合う。そんな温かくて美味しい習慣が防府にもっと溢れたらいいなと思っています。

給食で育った子が、今度は作り手に。防府で循環する人のバトン

――地域密着といえば、ギンチク牧場さんのお肉は、実は防府の子供たちにとっても身近な存在だそうですね。

当店の精肉は防府市内の小学校の学校給食に長年採用されています。自社牧場で安心・安全にこだわり、朝一番に手作業で仕上げてきたお肉を、地元の子供たちが毎日食べてくれている。これは私たちの大きな誇りです。

秋吉台肉牛ファームで生まれた子牛と優しく微笑み合う三男の松林健太牧場長
牛舎で楽しそうに牛へのエサやりをお手伝いする2人の子どもたち

子供のころ学校給食でギンチク牧場のお肉を食べて育ったという地元の若者が、大人になって、今度は自分が作り手になりたいと入社してくれたんです。自分が「美味しい!」と思ったお肉を、次の世代の防府の子供たちや地域のお客様へ届ける側に回ってくれている。資源の循環だけでなく、こうして防府を愛する人のバトンがしっかりとお店の中に繋がっていることが、未来への原動力になっています。

つぶらな瞳が可愛らしい、秋吉台の広々とした牛舎で育つ黒毛の子牛たち

学年閉鎖のピンチを救った、防府のお母さんたちとInstagramの絆

――そんな学校給食にまつわる、忘れられない出来事があったとか。

ある時、防府市内の小学校で急な学年閉鎖があり、給食向けに出荷するはずだった大量の鶏肉が突然キャンセルになってしまいました。一般家庭では少し使いづらいサイズで困り果て、ダメ元で「学年閉鎖で給食用の鶏肉が余ってしまいました。助けてください!」とInstagramに投稿しました。すると、それを見た防府のお母さんたちが次々とお店に駆けつけてくださって、あっという間に完売してしまったんです。

ジューシーに焼き上がるステーキ肉と秋吉台の景色が合成された公式Instagramの投稿
秋吉台の広大な緑の草原で牛たちに元気に手を振る子どもたち

その後も、お母さんたちが「子供たちの大好きな親子丼にしたら最高だったよ!」使い方のアイデアを逆に教えてくださったりしました。この時、私たちのInstagramは単なる宣伝ツールじゃない。防府の人たちと心で繋がるためのハブなんだと確信しました。

市外の人に羨ましがられる、防府の人の誇りになる店へ

――最後に、これからのビジョンと防府の皆さんへのメッセージをお願いします。

私たちの目標は、防府の人が、市外の友人に「うちにはギンチク牧場があるんだぞ」と自慢したくなるような、地域の誇りになる店になることです。新鮮で、自由に相談できるお肉屋さんがあるなんて羨ましい!と周りから言われるような、街のステータスでありたい。

初競りの日にたくさんの元気な牛たちに囲まれて目利きを行う長男の松林義博社長
ログハウス風の温かみのある直売所の入り口と営業時間案内

「専門店って少し敷居が高いかな?」と思わずに、まずはInstagramを気軽に覗いてみてください。お祝い事、普段よりちょっといい夕食、大切な方への贈り物。ご予算に応じて、迷ったらまずは私たちにお声がけください。全力で、あなたの街のお肉のコンシェルジュとしてお応えします!

🎥 伝わる舞台裏:直営・秋吉台肉牛ファームの取組み

ギンチク牧場のお肉の美味しさの原点である、美祢市秋吉台の直営牧場「有限会社秋吉台肉牛ファーム」の舞台裏をじっくりと紹介した番組です。中央畜産会主催の全国発表会で優秀賞を受賞した、先進的かつ地域に根ざした取り組みが余すところなく映像化されています。(動画時間:約30分)

ギンチク牧場株式会社 ロゴマーク

【店舗情報】
ギンチク牧場株式会社

美祢市秋吉台の直営牧場から届く、圧倒的な鮮度の精肉専門店です。お祝い事や日々の食卓、オーダーメイドの特製肉ギフトまで、街のお肉のコンシェルジュとしてお気軽にご相談ください。

  • ● 本社・直売店所在地:山口県防府市高井205-1
  • ● 営業時間:10:00 〜 18:00
  • ● 定休日:日曜日・祝日
  • ● 直営自社牧場:有限会社 秋吉台肉牛ファーム