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防府市中小企業サポートセンターCONNECT22(コネクト22)

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お知らせ

オンラインツールを活用する前に、知っておきたいデザインの基本  ~オンラインツールを活用した実践的デザインセミナー まとめ~

コネクト22・情報発信担当の岡村です。

 

 

コネクト22でミニセミナーを開催した翌日、防府商工会議所にてセミナーが開催されました。

 

以前、コネクト22で開催され、大人気だった「デザイン・ブランディング個別相談会」の講師、ウジ先生によるデザインセミナーです。

 

 

私自身、普段オンラインデザインツールの「Canva」を使用し、YouTubeのサムネイル、ブログのサムネイル、Instagram用の画像を編集しているため、日頃の活用方法を見直すことができたら、と思い、参加させていただきました。

 

視覚伝達の基本について、視覚マーケティング、押さえておきたいレイアウトのポイントなどを基にお話いただきました。

 

その中でも印象に残ったお話をご紹介していきます。

 

【今回のセミナーはオンラインで開催されました。】


余白を制するものはデザインを制する

 

私自身、動画や画像編集、ブログ記事、チラシ作成などで、良いものを作りたい思いが先行してしまい、文字などの情報を詰め込みすぎ、「一体何を伝えたいのか分からない」現象に陥ることがあります。

 

この、「一体何を伝えたいのか分からない」現象について、ウジ先生は「ごちゃつき病」と命名されていましたが、まさしく!と深く頷いてしまいました。

 

こうして時間をかけ、悩み、出来上がったものは「苦労して作った割に、誰の頭にも残らない」ことが多いのです。

 

では、どうしたら良いのか?

 

こちらの画像をご覧ください。


(引用元:Canva

 

左右の画像を見比べてみると、記載されている情報に違いはないようですが、左の方は余白が少なく、右の方は余白が多いため、ヘッドフォンがより目立つかと思います。

 

イラストや文字、枠、色を入れて余白を埋めてしまうより、あえて余白を残すことで、必要な情報が目に飛び込みやすくなっています。

 

こうして、全体の空間を意識し、余白を活かすことを「余白の法則」と説明されていました。

 

 

どうしても情報を詰め込みすぎてしまう場合、「このデザインを、誰に伝えたいのか」「誰のためのデザインなのか」お客様(第三者)視点で見てみるといいかもしれません。

 

 

 

 

フォントがイメージを左右する

 

突然ですが、好きなフォントはありますか?

 

明朝体が好きな方、ゴシック体が好きな方、好みは人それぞれかと思います。

 

フォントで何が変わるの? そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、とある画像を作成してみました。

(引用元:Google Fonts

 

画像にある4つのフォントは、有名ロゴに使用されているものです。
それぞれ、どのロゴで使用されているフォントか分かりますか?

 

左上から、

①Instagram
DEAN & DELUCA
ロールスロイス
YouTubeです。

 

①のInstagramは個性的な印象、
②のDEAN & DELUCAは都会的な印象、
③のロールスロイスはモダンでありながら柔らかな印象、
④のYouTubeは主張しすぎず誰もが見やすい印象を持ちます。

 

フォントひとつで、見る人に与えるイメージや世界観が変わってきます。

 

「何でもいい」でフォントを選んでいる方、フォントを多用しすぎ、統一感のないものを作ってしまう方は、まずは以下のことに気をつけてみてはいかがでしょうか?
❖明朝体orゴシック体かを選択する
❖全てのドキュメントを統一し、多用しない

 

そうすることで、統一性や誠実さを伝えることができます。

 

 

ロゴではありませんが、大ヒット映画「君の名は。」のタイトルで使用されているのはA1明朝、「タイタニック」などの有名洋画で多く使用されているのは、Trajan(トレイジャン)など、
フォントについて調べると、おもしろい発見ができます。

 

 

 

色彩は哲学だ

 

突然ですが、問題です。
この色は、何のロゴに使われているか分かりますか?

 

この色

ヒント:とあるアプリのアイコン

 

こちらは、「LINE」のロゴカラーです。正解された方も多いかと思います。

 

LINEのように、「色」によってイメージされる企業は他にもあります。

 

サッカーチームや野球チームだと分かりやすいのではないでしょうか。

山口県にあるサッカーチーム「レノファ山口」は、クラブカラーがオレンジです。
野球だと、二軍本拠地が岩国市にある「広島東洋カープ」、こちらは赤×白が浮かびますね。

 

 

目立つために、たくさんの色をふんだんに使うわけではなく、定着させるために同じ色を何度も使う、色の持つイメージと企業のイメージを結びつける、こうした使い方を心掛けていけると、良いデザインができるといったお話もありました。

 

 

人は、情報の約90%を視覚から得ていると言われています。
その中には、色や形、イメージなどビジュアル表現も含まれます。

 

数字で見ると、たかが色、と侮れないですね。

 

 

 

 

余白、フォント、色彩など要点について解説していきましたが、「だけど、結局何をどのように作ったらいいの?」という声も聞こえてきそうです。

 

上記の要点をカバーでき、なおかつ、初心者でも操作がしやすいツールとして今回のセミナーではオンラインデザインツール「Canva」が紹介されました。

 

InstagramやFacebook、チラシやロゴなどを簡単な操作で作ることができます。
また、無料のテンプレートも充実しているため、イメージに合ったものを選んで作ることが可能です。

 

ぜひ、お試しください。


オンラインでの開催でしたが、終了後もデザインに関する質問が飛び、熱心な参加者が多かったことが分かるセミナーでした。

 

 

普段、Canvaを使用していく中で、余白、色彩、フォントなどがテンプレート内で既に設定されているためか、あまり細かいことを気にせず作成していたな、と見直すことができました。
後日、セミナーでお聞きしたことを意識しながら作成してみると、今までよりバランスの取れたものができたように感じました。

 

 

セミナーで紹介された「Canva」以外にも、「Pixlr Editor」や「DesignWizard」など、類似のオンラインツールがいくつかありますので、実際にいくつか試してみて、自分が使いやすいものを利用することも良いかもしれません。

 

 

今回お話いただいた内容は、ウジ先生の書籍「これならわかる!人を動かすデザイン22の法則」の中でも取り上げられています。

 

ご興味のある方は、ぜひ、こちらもご参考にされてみてください。

 

 

 

 

 

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