「ネオニート」から30歳で開業した講師が伝えるネットショップの活用法
~CONNECT22ミニセミナー 中小企業のネットショップ活用方法と、存在感を増すShopify(ショッピファイ)について まとめ~
コネクト22・情報発信担当の岡村です。
1月、2月とミニセミナーを開催してきました。
定期的に来所して下さる方以外にも、FacebookやInstagram、ホームページを見てお問合せ下さる方が増えてきました。
本当に、ありがとうございます。
3月以降も引き続き、ミニセミナーを開催していきますので、日程のご都合が合いましたら、ぜひお越しいただけると幸せます。
2月26日に開催されたのは、「Shopify(ショッピファイ)」を基にした、ネットショップの活用方法についてのミニセミナーです。
株式会社スワークス代表取締役、村田良輔氏を講師にお招きしました。
「参加したいのですが、抜けられないため残念です!」
「EC強化、直近の課題なので是非参加したいのですが時間が取れません。」
「セミナーがあったことをInstagramで知りました。参加したかったです。」
と、参加できなかった方たちからもお声がありました。
そこで、ミニセミナーに参加してみて印象に残ったポイントをいくつかご紹介していきます。
【当日の様子です。天候の悪い中でしたが、定員10名を超える11名の方にご参加いただきました。】
「ネットショップだと楽そうなんよね。隙間時間で簡単にできて。」
セミナー開催の数日前、立ち寄ったお店で偶然上記のような会話を耳にしました。
ネットショップは、本当に簡単にできるものなのでしょうか?
セミナーの冒頭で、
「ネットショップにチャレンジする前に」大切なポイント3つをご紹介いただきました。
①実店舗を1店舗開店するのと同じ覚悟を持つ
②ネットショップの特性を知る(分析する)
③売るための努力をする
そして、③の「売るための努力」ですが、4つに分けられます。
❖市場ニーズを掴む努力
❖商品選択、商品開発の努力
❖適切な情報を掲載する努力
❖集客の努力
これは、実店舗を経営する上でも同じことが言えますね。
ネットショップの運営は、片手間では他社競合に勝てません。
今持っている店舗のほかに、実際に2店舗目を出店するぐらいの覚悟と準備が必要です。
ネットショップを運営している大手は、組織対応、商品や市場リサーチなど、様々な対応をしています。
そして、コロナ禍でネットショップの需要も高まってきたため、新たに始められる事業者様も増えてきています。
ライバルたちは多く、そして強いのです。
だからこそ、自身のお店の特性などを分析し、戦えるフィールドを狙い、選ぶ必要があります。
次の項目では、その「特性」についてご紹介していきます。
ネットショップでの販売に向いている商品と、商品のタイプがあることをご存じでしょうか?
検索を経由する「指名買い」と、広告やメルマガなどをきっかけに購入する「衝動買い」の2パターンがあります。
例えば、「ダイソンのドライヤーが欲しい」など既に欲しいものが決まっていて、ワード検索により購入する場合は、「指名買い」に該当します。
一方、「ドライヤーを買い替えたい」と思っているタイミングで楽天のスーパーセールが始まることを知り、購入する場合は「衝動買い」に該当します。
そして、この2つの購入パターンの多寡から、更に4つのタイプに分けることができます。
これを「EC4タイプ理論」と言います。
EC4タイプ理論は、以下の4つに分けられます。
1.有名ブランドタイプ
有名ブランド商品・品番商品が中心。多くの商品を扱う。指名買いが多い。
2.総合タイプ
有名ブランド、オリジナルブランドが混在し、幅広く商品を揃えている。
有名ブランドタイプ、オリジナルタイプの両方の特徴を持つ。
3.ニッチタイプ
マニア向けや一時的なニーズに向けた商品。客数、競合ともに少ない。リピート率がカギを握る。
4.オリジナルタイプ
知名度の高くないオリジナルブランド商品が中心。商品数は少ない。
価格競争が比較的少なく、利益率が高い。
♤家電、高級腕時計
♠生花、お酒
♤ウェディングドレス
♠ダイエットサプリ
こちらをそれぞれのタイプに分けていくと
このように分けられます。
ちなみに、「衝動買い」「指名買い」はこのように分けられます。
ネットショップだからと言って、どんな店でも同じようなやり方をすれば売れるわけではありません。
扱う商品に該当しない他のタイプの特徴もしっかり把握しておくことで、自身の商品の強みが見えてきます。
小さなお店が勝てる可能性があるのは、「3.ニッチタイプ」か「4.オリジナルタイプ」かのどちらかです。
自身の商品のタイプがどこに該当するのか分からない、という方は、無料診断ができるサイトもいくつか掲載されていましたので、調べてみてください。
(ネットショップ販促情報サイト「ECユニオン」でも診断ができるようです)
実店舗とネットショップの大きな違いは、対面販売の有無ではないでしょうか?
対面での接客だと、お客様の表情や目の動きが見えるため、反応を見ながら紹介する商品を変えることができ、よりお客様に配慮した接客を行うことができます。
そして、商品を直接手に取っていただけるため、商品の良さを伝えやすいです。
ネットショップを運営するには、こうした対面販売でのメリットを補わなければならないのです。
村田先生も、セミナーの中でお店の人やお客様など人気(ひとけ)を伝えると良いと言っておられましたが、この人気(ひとけ)を伝えるのは、信頼性や安心感に繋がるのではないでしょうか。
以前もブログの記事内で紹介した『ここいろ 山口暮らしの自由帳』の中で防府市の事業者様のインタビュー記事が掲載されていたのですが、ネット販売で心掛けていることについての問いに、こう答えられていました。
「心を込めて、丁寧に対応することに尽きます。」
※株式会社オカモト 岡本卓磨様の記事から引用しました。
→https://coco-iro.jp/?p=8685
ご紹介したポイント以外にも、
☑アマゾンキラーと呼ばれるShopifyの活用方法
☑BASEやSTORESとShopifyの比較
☑参加者のネットショップから課題を見つける
なども解説していただきました。
メールやSNS上でのやり取りが増えた中で、つい忘れがちになりますが、ネットの世界も「人」相手であることを忘れてはいけないな、と感じながらお話をお聞きしていました。
講師の村田先生、オブザーバーとして参加いただいた上原先生、そして参加者の皆様、ありがとうございました。
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