防府市中小企業サポートセンターCONNECT22(コネクト22)

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お知らせ

センター長コラム/事業承継セミナーに参加

コネクト22・センター長の武波です。

 

事業所の後継者不足が問題となる中、
事業承継セミナーが防府商工会議所で開催されました。

コネクト22に在籍している私にも関連するテーマで自分の知識を整理する必要性も感じていましたので、
参加してきました。

10/26(月)は中小企業診断士の金田孝三郎先生による現代表者向けのお話、
10/27(火)は中小企業診断士の大下憲彰先生による後継者向けのお話でした。

感想をまとめましたので、ぜひご覧ください。


※画像をクリックすると、今回のセミナーのチラシが開きます。


 

≪目次≫
10/26開催 『後継者へのバトンタッチを成功させるには!』~事業承継、あなたは何から始めていますか~
10/27開催 『予測できない時代のアトツギサバイバル術!』~タフなビジネスパーソンになるための事業承継のポイント~

 

◆10/26開催 『後継者へのバトンタッチを成功させるには!』~事業承継、あなたは何から始めていますか~

 

金田先生からご自身が事業承継支援協議会等で実際にコンサルティングをされた事例を交え、
実践的で非常に分かり易い内容でお話をいただきました。

経営者は、主に自社のバランスシートと株主構成の中身を良く理解し把握することが必要。
そして、10年間位のスパンを覚悟して
誰にどんな形で引き継ぐのか?
主体的に考えて行くことが必要、という内容でした。

事業承継は当然経営者自身が取組んで行くのですが、
何処から手を付けるか?具体的に何をするのか?は
自身が現状を十分に把握しておかないと進められない、
ということです。

法人でいうならば、
総ての事業資産や許認可が法人名義で借入金ゼロ、
株式は社長が100%保有、簿外債務無し、利益計上であれば基本的に問題はありませんが
そんな会社はまずは存在しません。
現実はそうでは無いので、これら個々のことを事業承継できるように手を打って行くのです。
特に、個人資産が事業に絡んでいる場合は、法人株価に織り込まれていないので要注意です。
更には
役員等との貸借勘定、金融機関からの借入であっても法外な金額、
身内間でも好ましくないのに第3者や辞職した従業員に渡ってしまった株式の存在等々の
事業承継の壁に実際に取組んで行かれた事例は興味深く聞き入りました。
又、事業承継対策で実際に法人成りするケースがある事、
法人株価は渡す相手によって価額が変わるケースがあること、
M&Aの世界では役員報酬が低いとネックになること、
代表者の交代と株式の名義変更は必ずしも同じタイミングで行う必要はないこと等
とても新鮮で目が開かれる思いをしました。

そして改正民法を含む相続等についてもお話を続けられました。

遺留分制度の見直し、
配偶者居住権の新設、
自筆証書遺言書保管制度等
最新の改正ポイントのみならず国が事業承継を支援する
「経営者保証ガイドライン」にも言及され内容盛り沢山でした。

お話を聞いてみて先生の取組まれた個々の承継課題は数年を要したということで、
冒頭の事業承継は10年間スパンで取組む必要があるという事に納得しました。

経営者たるもの平素から自社のバランスシートの主要な勘定科目の動きや
その勘定の相手先が誰でそれをどうするのか、
法人であれば株主構成にも注意して局所で承継発生時を睨んで手を打って行く、
日頃の事業自体が事業承継に繋がっており
どれだけ事前対策が講じられるかが一つのポイントであると感じました。

しかし、とても現実的なお話でしたので、
いざ承継に取り掛かってから現状を精査しどう対応するのか、
決して諦めることなくその時の最善策を練ることが最重要ということが伝わってきました。

私にとって有意義な1時間半でした。

 

 


◆10/27開催 『予測できない時代のアトツギサバイバル術!』~タフなビジネスパーソンになるための事業承継のポイント~

 

事業家とコンサルタントと二つの顔を持つ大下先生から
ご自身の経営者としての視点、体験をベースに
事業承継について分かり易くお話をいただきました。

冒頭にリーマンショック、大震災、天災害、コロナパンデミック等
21世紀に入ってから我々は未曽有の体験を強いられている、
これからは5年に1回程度のサイクルでこのような予期せぬことが起こり続け事業環境は厳しくなって行く、と
ご自身の認識を示されました。
常に危機感をお持ちだなと思いました。
その中でいかに事業を伸ばして継続して行くのか、
そして承継するのかについてお話しされました。

事業承継といっても対象となる資産は広範囲に渡りますが、
ポイントは「目に見えない自社の強み」≒「自社のキャッシュを生む源泉」を見極め引継ぐことである、と
力説されました。
そしてご自身の事業(アンティーク家具の卸売)においてその源泉をどうやって見極めているのか?を
分かり易く説明されました。

ボリューム増の観点から

①個々の家具の売上高、粗利をそれぞれ分析され売上の多い椅子ではなく利益の取れるテーブル販売に注力する。
②利益の決定要素を売上、利益、経費の3つに分解し売上高の受注数に注目し打率
(受注数/引合数)を算出し高打率の商品販売に注力する。

コスト減の観点から

③人件費削減~Web販売、DM発送、店内POP掲示&ビデオを上映、個々のアンティーク商品に纏わるストーリー(産地国~輸入ルート~加工工程等)を記した紙札をその商品に付けること等による省人化(接客時間削減)
④効率的梱包と低廉なロジックティクス活用による省力化(納品時間削減)

人的経営資源はなるべく源泉たる木工技術向上に集中させる。
入るキャッシュ>出るキャッシュ
先生がいかに自社のキャッシュフロー改善に努められているのか伝わってきました。

その中でご自身がユニークなアイディアを持って不動産業に挑まれ、
経験されて初めて分かった不動産市場における現実の厳しさは心に響きました。

事業承継において先代が手掛けなかった新事業に挑戦するなら
3つ程度の分野を持ちリスク分散すること、
小投資を心掛け身軽に対応できるようにしておくこと、
事業を引継げるだけのキャッシュを蓄えて行くこと、
そしてキャッシュに勝るとも劣らず先生自身が実践されてきた
常に学ぶ(勉強する)こと(小投資で済む)が必要、と
人間味あふれる言葉で締められました。

私にとって有意義な1時間半でした。

私も気持ちはタフになれたように思います。


金田先生、大下先生、どうも有難うございました。

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